インビザライン矯正と他のマウスピース矯正の違い
マウスピース矯正のなかで最も有名なのは、“インビザライン矯正”です。インビザライン矯正は他のマウスピース矯正とどこが違うのでしょうか?検証していきましょう。
〈マウスピース矯正とインビザラインの一番の違いは、型取りの回数〉
インビザラインとマウスピース矯正の大きな違いは、「型取りの回数」です。インビザラインは、基本的に1回だけ歯の型を取ります。それをアメリカのアライン・テクノロジー社に送ると、3Dデジタル化してくれます。そして矯正治療がどのように進んでいくかシュミレーションを作り、矯正開始から終了までに必要なすべてのマウスピースが製作されます。あとは届いたマウスピースを歯科医師の指導をもとに、順番に装着して歯並びを整えていきます。
一方、インビザライン以外のマウスピース矯正は、何度も歯の型を取らなければなりません。一番初めのマウスピースを装着すると、少しずつ歯が動きます。その後次のマウスピースを作るときにまた歯の型を取らなければいけません。毎回歯の型を取るのは患者さんにとっては大きな負担になります。特に嘔吐反射のある患者さんにとっては大変でしょう。
〈その他の違い〉
その他の違いとしては、インビザライン以外のマウスピース矯正は歯科医師と歯科技工士の高い技術が求められます。一つ一つ手作業で歯の動きを予測しながらマウスピースを作るため、両方に高い技術が求められるのです。
一方インビザラインは、専用のプログラムで緻密な治療計画がたてられます。世界中での臨床実績もあるため、より正確な計画を建てることが可能です。
マウスピース矯正は患者さん自身の協力が欠かせないということは、共通です。良い結果を得るために、歯科医師の指示を必ず守りましょう。