矯正治療中における歯磨きのタイミングや頻度
矯正中は歯磨きがとても難しいです。しかしきれいに磨けていなければ、むし歯や歯周病になりかねません。1日に何回を目安に歯磨きしたら良いのでしょうか?
〈理想の歯磨き回数は1日4回〉
矯正中の歯磨きはとても大切です。矯正器具がついているため非常に磨きづらいですが、汚れを放置するならむし歯をたくさん作ってしまったり、歯ぐきが腫れて痛い思いをするかもしれません。理想の歯磨き回数は1日4回です。
① 朝起きてすぐ
朝のお口の中は、1日のうちで最も汚れています。寝ている間に菌が繁殖するからです。朝食を食べる前に、まずは歯磨きをしてお口の中をきれいにしましょう。
② 朝食後
ご飯を食べると必ず矯正装置の間に食べ物が挟まっているでしょう。歯磨きをして汚れを落としましょう。
③ 昼食後
学校や会社では歯磨きをするのが難しいかもしれませんが、できるだけ磨くことを目標にしましょう。
④ 夕食後、就寝前
夜の歯磨きは1日の中でも最も重要です。寝ている間は唾液が少なくなるため、どうしても細菌が繁殖しやすいです。できるだけ汚れを落とすなら、細菌の繁殖を抑えることができます。歯ブラシだけでなく、タフトブラシでブラケットやバンド周りの細かい所の汚れを落とし、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して歯と歯の間もお掃除しましょう。
〈歯科医院でクリーニングもしてもらいましょう〉
どんなに一生懸命磨いていても、汚れはどうしても残ってしまいます。かかっている矯正歯科、またはお近くの歯科医院で定期的にお口の中をクリーニングしてもらい、むし歯や歯周病を予防していきましょう。