矯正治療中に器具が汚れてしまったら
矯正装置をつけていると、歯だけでなく装置にも汚れが付きやすいです。矯正装置が汚れてしまったら、どのように対処するとよいのでしょうか?また着色汚れを付けないためにどのようなことができるでしょうか?
〈器具が汚れてしまったらよく洗いましょう〉
リテーナーや床矯正などの取り外しができるタイプの装置なら、外してから歯ブラシでよく洗って汚れを落としましょう。ワイヤー部分は汚れが付きやすいため念入りに磨いてください。そのあと矯正装置専用の洗浄剤に浸けて、目に見えない汚れを落としてください。矯正装置に着色汚れがついてしまった場合は、傷が付く可能性があるため無理やり自分で落とそうとしないでください。矯正医に相談して落としてもらいましょう。
マルチブラケット矯正などの取り外しができない場合は、歯ブラシやタフトブラシ、歯間ブラシを使って汚れを落としましょう。歯石がついてしまった場合は、通っている矯正歯科でクリーニングしてもらいましょう。
〈着色汚れを付けないためにできること〉
① 色のついた食べ物・飲み物を控える
矯正中にコーヒー、紅茶などをよく飲んだり、カレーなどの色の強い食べ物を頻繁に食べていると、歯だけでなく器具にも色がつきやすくなります。美しい状態を保つため、できるだけ色のついた食べ物・飲み物は控えたほうが良いでしょう。
② 禁煙する
タバコも着色の原因です。できれば矯正を始める前に禁煙することを目標にしましょう。
③ 食べたり飲んだりしたあとはすぐに歯を磨く
食事の後は必ず歯を磨いてください。またコーヒーなどの色のついた飲み物を飲み終わったら、軽くでもいいので歯磨きしましょう。どうしても難しい場合は、うがいをしてください。
矯正装置に汚れがつかないように、ぜひ試してみてください。